1.いい感じのポートレートを撮る
もし急に10万円が手に入ったらどうしますか?
カメラとレンズを買うべきですね。
こんにちは、フリーランスです。
今日は「カメラなんて触ったこともないぜ!」という方に向けて、10万円あれば大体どんなことが出来るのかを超雑に想定・解説します。
「カメラを買えばいい感じに撮れるかも…」という漠然としたイメージではなく「いい感じとは何を指すのか、そのために何が必要か」を逆算してカメラを買っちゃいましょう。
僕はキヤノンとソニーとフジとパナソニックに詳しいんで、今回はそれらになりますが、他のメーカーでも似たような構成は可能だと思います。
1.いい感じのポートレートを撮る
ポートレート(被写体を強調する写真)において「いい感じ」の差が一番出るのは背景のボケ具合です。
これは焦点距離やセンサーサイズにも起因しますが、10万円以下の構成で考えた場合「明るいレンズを選ぶしかねえ!」という結論に至ります。
具体的にいえば…
APS-Cのカメラは20~60mmのF2.8以下のレンズ。
マイクロフォーサーズ(以下m4/3)のカメラは15~45mmのF2.0以下のレンズ。
これらを選んでやる必要があります。
☆構成例☆
まぁ…安いっすね。
ミラーレス全盛期となった今、今後の展開はちょっと怪しいですがカメラの形から入りたい人は全然ありでしょう。
レンズの方は某メーカーに似すぎてて不安になるやつなんですが、ちゃんと撮れます。
なんとなく嫌だなって方は純正でも十分お釣りがきます。(下記リンク参照)
ほぼ似た構成で撮った作例はこんな感じです。
photo.yodobashi.com
「何となくキヤノンが好き!でもやっぱりミラーレスが良いな…」って方にはこっちですね。
結構尖った構成ですが、レンズも標準な上に明るいんで、色んな場面で対応できること受け合いです。
ただ予算カッツカツなんでバッグや備品まで考えると苦しいですね。
作例です。
photo.yodobashi.com
カメラは少し前の機種(2016)になりますが、不足している機能は特に見当たりませんし、この予算内でカメラ側に手振れ補正があるので手振れ補正のないレンズも安心して使えます。
25mmはAFはそこまで速くないものの、サイズ・価格・スペック・描写のバランスが非常にとれてると思います。
42.5mmはポートレート向きレンズの中ではぶっちぎりで軽い(130g)ので可搬性を重視している方にはオススメです。
作例です。
photo.yodobashi.com
まとめ
これらの構成は標準~少し望遠レンズばかりなので、正直使ってくうちに飽きてくると思うんですが10万以下の予算で広角でボカすのは…無理です!!
なので背景をボカしたポートレートを撮るぞって方はまずこの辺りのレンズから初めてみてください。
既にカメラを持ってるけどキットレンズしかないって方は是非一度試してみてください。
レンズの明るさの違いってこれだけ差があるんだなと感動すると思います。
(次第に慣れてくる)(もっと明るいレンズを求める)(深淵へ)
室内撮影が多いよって方は、余ったお金でGODOXのストロボを買って天井や壁に向かって発光させておけば大丈夫です。
外で誰か手伝ってくれる人がいるのであれば巨大なレフ板を持っておくのも手です。普段どこに片づけておくか悩むサイズもありますので気を付けてください。
【オマケ】予算オーバーたち
レンズ自体はそこまで高くないんですが、合わせるミラーレスを考えると10万を超えてしまいます。
ただ「APS-Cでポートレートを撮りたい」と条件が付けられた場合、スペック的に真っ先に上がる回答の一つだと思っています。
ミラーレス設計のレンズなのでキヤノンとソニー用が出ています。
ちなみにフジには56mm F1.2っていうさらに明るいワンダフルなレンズもありますが、まあ…高いっすね。
10万以下で買えるセンサーサイズのカメラはエントリー機として扱われているのかレンズも無難な構成が多いです。
そんな中あえてAPS-C専用の明るいレンズをリリースしたシグマ様はお金ないけど良い描写を求める星人からは非常にありがたい存在です。
こちらも56mmと同じくミラーレス用のレンズになります。
ソニーとキヤノンのミラーレスは6万以下で買えるボディもあるっちゃあるんですが、先を考えると上記で紹介した機種ぐらいを選ばれるのがいいかな~と思ってます。
お気づきかもしれませんがこのレンズだけ広角レンズになるので撮れる写真の雰囲気は結構変わってきます。
5万以下で買えるレンズで明るい広角レンズとしては唯一無二ではないでしょうか。
というかこのレンズが欲しいがためにEOS Mの2万ぐらいのボディを買いかけたこともあります
ちなみにフジにも同スペックのレンズがありますが、まあ…高いっすね。