3.夜景と星空をいい感じに撮る
もし急に10万円が手に入ったらどうしますか?
カメラとレンズを買うべきですね。
こんにちは、フリーランスです。
今日は「カメラなんて触ったこともないぜ!」という方に向けて、10万円あれば大体どんなことが出来るのかを超雑に想定・解説します。
「カメラを買えばいい感じに撮れるかも…」という漠然としたイメージではなく「いい感じとは何を指すのか、そのために何が必要か」を逆算してカメラを買っちゃいましょう。
僕はキヤノンとソニーとフジとパナソニックに詳しいんで、今回はそれらになりますが、他のメーカーでも似たような構成は可能だと思います。
3.夜景と星空をいい感じに撮る
※夜景と星空、なんて書き方をしましたが要するに広角レンズの話です
簡単に夜景をいい感じに撮るための条件を整理してみましょう、
・明るい広角レンズ
・ノイズの少ないセンサー(フルサイズ)
・手振れ補正
これらを踏まえた構成がこちらです
10万は無理です。
上記に挙げた「明るい広角」「良いセンサー」「手ブレ補正」の全てに金がかかり、
そこに"手軽さ"まで求められと誰がどう考えても10万円では歯が立ちません。
厳しいということが分かった上で、それでも何とか撮らないといけません。
ということで、10万円以下の構成にするために「高いセンサー」「手振れ補正」を削ります。
つまり三脚が必要になってきます。
1.まず三脚を買う
三脚を選ぶポイントとしては
自分が持ち運べるサイズを選ぶ
これに尽きます。
買っても使わなければ何の意味もありません。(眺めたり触ったりはできます)
基本的にデカければデカいほど安定しますが、
軽いのに安定する夢のような三脚もあります。(ただしお金が高いです)(全てはお金です)
とはいっても10万円以下のカメラはそんな重くないと思うので心配しなくても大丈夫です。
大切なのは雲台の剛性です。
めちゃくちゃ雑に言い換えれば「三脚の上の部分を動かないようにロックした時にしっかり止まるか」という点です。
ここがイマイチだとせっかく構図を決めてもズレてしまって撮影効率が著しく下がります。
これはカタログで見てもなかなか判断しにくいので、実際に触ってみるか動画レビューを見たほうがいいと思います。
そんなわけで小さくて軽い・剛性を重点的に考えたオススメはこちらです。
JOBY ミニ三脚 ゴリラポッド 3K PRO キット JB01566-BWW
- 発売日: 2019/10/04
- メディア: エレクトロニクス
コンパクトさ・剛性はこの価格帯としては最高クラスかと思います。
めちゃくちゃ低いというのが唯一の欠点ですが、このへんはリュックに載せたり柱に巻いたり、ローアングルで撮ったりしてカバーしましょう。(そもそも星空であれば高さは必要ないですね)
普通サイズの三脚も便利ですが、カメラと三脚をもって外を出歩くイメージができなかったら、すぐに買うのは避けたほうが賢明です。
2.カメラの設定を詰める
これは夜景を撮る上でめちゃくちゃ大切なことなのですが、それだけでものすごく長くなってしまうので後日書きます。絶対書きます。
設定さえちゃんとすれば思ったような夜景は意外と撮れます。
3.余ったお金でレンズを買う
ここまで来てようやく予算がまわってきました。
本体に5万前後、三脚に1万かけたとして、残りは3~4万でしょうか。
三脚を買った時点で、レンズ自体にそこまでの明るさは求めなくてよくなったので、広角気味で手頃なレンズを探します。
まとめ
最初のほうにも解説しましたが、いきなり夜景に特化したカメラを買うのは予算面でもしんどいことが多いので、今回はすでにカメラを持ってる人向けの内容になってしまいました。
三脚は、誰が言ったかわかりませんが、『三脚は三度買う』という格言があるぐらい購入・運用が難しい機材です。
ただしっかり使えればそれだけでカメラ・レンズの価格をカバーすることができる機材でもあります。
まずは自分の生活にあてはめてみて、次に値段とのバランスを考えて買ってみてください。
三脚を七回買っても正解に辿り着けないフリーランスより